2017年4月9日日曜日

MTBのスターファングルナット挿入 自作工具でやりました



スターファングルナットとは



 ヘッドパーツ圧入に引き続きスターファングルナットの圧入を自作工具でやってみました。スターファングルナットというとこれですよ。写真の真ん中の花のような部品。アンカーナットとかも言います。

スターファングルナット(中央の黒い部品)

アヘッドは、この部品でステムとサスペンションフォークを引っ張りあってフレームのヘッドパーツをサンドイッチします。最終的にはステムをコラムにクランプさせるので全応力がかかるわけではないですが。

スターファングルナットの挿入方法


新品のサスペンションフォークを買ってくると、初めに自分でステアリングコラムをカットします。普通ステアリングコラムはアルミなので、ホームセンターのパイプカッターで切断できます。

しかし、自分の好きな長さでコラムをカットするので購入時はコラムの中にスターファングルナットは挿入されていません。スターファングルナットの挿入は方法を知らない人にはほぼ不可能です。

アマゾンを検索すると下のようなスターファングルナットを挿入するためのジグが見つかります。


スターファングルナット圧入工具

 市販の工具ではナットの穴にハンドルをはめて上からプラハンみたいなのでガンガン叩きます(付属のパイプは垂直に入るようにガイドとして使用)。自転車店で見たことあるけどこれでうまくできる素人はいるのかな〜。私はできませんでした。

個人自転車ビルダーはどうしたらよいか


 私のような一般人がスターファングルナットを挿入する場合はコラムの下から引張こむ方法を取るのが最適です。

 スターファングルナットにM6の30cmの全ねじを通し(サイズは部品によって異なります ご注意ください)フォークの下でワッシャーとナットで固定します。これで下側のナットを回していくと、スターファングルナットがスルスルとコラムに入って行きます。

挿入できたスターファングルナット

 写真はギリギリで止めてあるけどフチから5ミリくらい入れたほうがいいかなと思います。これで絶対抜けません。

MTBはコレでいいんだけどロードの場合は穴が貫通していないので、ショップにお願いするしかないだろうと思う...。