ちょっと前ですが、ブレーキをVブレーキからディスクに変更しました。もちろんフレームにはVブレーキ用のピボットボルトとディスク用のマウントがあります。ピボットボルトは不要になりましたがあれがむき出しだと見た目が悪いです。
これですね。
今後Vブレーキに戻す予定は無いので、ピボットボルトをはずします。モンキーレンチでくるっと。これは簡単でした。
もちろんピボットボルトの穴が残ります。これも見た目が悪い。しかし、世の中にはこの穴を埋めるためのボルト(以下穴埋めボルトと呼びます)が存在します。サイクルベースアサヒで見たらKCNCのが1000円ちょっとでした。サイズがM8とM10の2種類あります。引き抜いたピボットボルトの直径は大体10mmくらいだったのでM10をポチッとしました。
後日手元に届いた穴埋めボルトを自分のMTBの穴に入れようとしましたが、なんとも入りません。途中まで入るような感じだけど。。。もう一度抜いたピボットボルトを確認しましたがM8ってことはなさそうです。
おかしいなぁと思ってほかの穴埋めボルトを見ているとなんだか山のピッチが違わないですか?下の写真は右がKCNCのボルトと左がFar and Nearのボルトです。明らかに違う。
両者の商品説明を見てもどこにもピッチの情報は書かれていません。疑問に思ってISOのネジ規格を調べてみました。そしたらM10でも細目と並目があって、(もちろんですけど)互換性がありません。
M10ピッチ 細目(1.25mm) 並目(1.5mm)
たぶんKCNCは並目、Far and Nearは細目でしょうね。悔しいですけどKCNCのボルトは無駄になったけど授業料だと思って今度はFar and Nearを買いなおしました。
ところが、ろくに確認もせずに買ったのがいけなかったんですが、今度はFar and Nearのボルトも入りません。正確には入るのですが、途中で止まります。
近くのホームセンターにボルト穴の見本がおいてあったのを思い出し、抜きとったピボットボルトを持って行って試しました。そしたら、なんと、信じられないことに、まさかの、インチネジ!
3/8インチ 9.49mm ピッチ 1.587mm
ま、ま、まぎらわしすぎる。。。
もう後には引けないのでネット中を探し回りましたが、インチネジの穴埋めボルトなんて海外のサイトを見ても見当たりません。どんなボルト使ってんだよ。K2!無駄にボルトを2セットも買って一本も入らない事態ですが、もう考えたくなかったのでずいぶん長い間放置してました。
しかし、ついこの前、やすりを使っているときにひらめきました。「アルミなんて簡単に削れるし頭だけ切り取って貼り付ければいいじゃん!」この考えは非常によかった。このボルトはストレスがかからない部分だし、一番いいのは手元の無駄なボルトが有効活用できる!
結局頭だけにすると六角の穴が貫通してしまうので、山を削り落とすことにしました。一番下の山だけ2/3周ほど残してあります。ヤスリはダイソーの3本セットの棒やすりです。1個につき30分くらいかかります。
おお、きれい。見えなくなるんで無駄だけど。
で、装着!
ついたー!
ただこれだけのために無駄に労力と経費をかけました。