2014年10月5日日曜日

ヘッドパーツ圧入

前回からの続きで再塗装したMTBの組み上げを行っています。今回はヘッドパーツの圧入をやります。

ちなみに、ヘッドパーツは大分してアヘッドタイプとスレッドタイプに分けられます。アヘッドはフォークコラムがステムの中に入り込んでいて、スレッドはステムがフォークコラムの中に入り込んでいます。

スレッド        アヘッド

最近ではスポーツタイプの自動車はほぼアヘッドでスレッドはママチャリとビンテージ車位でしょう。これはアヘッドの方が軽量化が容易だからです。また、コラムは剛性を上げる為に大経化されてきましたが、アヘッドでないと対応できませんでした。

アヘッドについて書きます。

アヘッドは大径化のおかげで径によっていくつかの規格が存在します。

  • ノーマルサイズ
ヘッドチューブ内径 30mm
クラウンレース 27mm
コラム直径 25.4mm(1インチ)

  • オーバーサイズ
ヘッドチューブ内径 34mm
クラウンレース 30mm
コラム直径 28.6mm(1-1/8インチ)

  • スーパーオーバーサイズ
ヘッドチューブ内径 37mm
クラウンレース 33mm
コラム直径 31.8mm(1-1/4インチ)

  • ワンポイントファイブ
ヘッドチューブ内径 49.6mm
クラウンレース 39.8mm
コラム直径 38.1 mm(1-1/2インチ)

  • テーパードヘッド
上下でサイズの違うパーツを使う


サイズによる規格はサイズを測ればわかります。ですが、最近は特殊なケースがあるので注意が必要です。

  • インテグラル
ヘッドチューブにベアリング受けがありパーツの圧入が不要

  • ロープロファイル、ゼロスタック、セミインテグラル
パーツを圧入するがベアリングがヘッドパーツ内に入るのでインテグラルのような形状になる


インテグラルとロープロファイルの場合はメーカーによってサイズが違う場合があるようで確認が必要です。私もはずしてみたらロープロファイルで、交換はKCNCのロープロファイルへッドセット(1-1/8インチ)を取り寄せました。

さて取り付けです。フォーク側には下玉押しをつけます。今回購入したヘッドセットはした玉押しに割りが入っていたので特に圧入しませんでした。楽ですね。

ヘッドチューブにつけるベアリング受けは圧入工具で圧入します。純正の圧入工具は結構高価で2万円前後しますので自作することにしました。ホームセンターで買い揃えた結果千円ですみました。


いよいよ圧入。いろいろ調べた結果、自作の場合は工具の芯とヘッドチューブの芯がずれてしまってヘッドパーツがまっすぐ圧入されず曲がって入ってしまいます。最終的にまっすぐ入りますがたぶん部品損傷の危険があります。今回自作した工具は中心がずれないように30mmのワッシャを入れてあります。これでまっすぐ入ります。

上下のヘッドパーツを圧入し作業は終了。

後は説明書の順番でベアリングを入れてキャップ、ステムの順でボルトを絞めて完了です。

何度もやり直して塗装が少しはがれました。うー。残念。




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