2014年10月22日水曜日

フロントディレイラーの種類と取り付けについて

実は今まで9速のドライブトレインに8速のフロントディレイラーを使っていました。作業台の上では8でも9でも同じように入りますが、トルクがかかるとやはり8速FDで9速チェーンを使うのはいまいち入りが悪いです。 

今やDeoreも10速ですから9速のパーツを見つけるのは大変です。しかもフロントディレイラーは種類が多く、取り扱いがなかったりします。

ウチのMTBに適応するのはAmazonには無いですね。やっとアサヒで見つけたのもALIVIOでした。せめてDeoreにしたかったけど。

買ったのはこれですが、中にマニュアルが入ってないな~。最近は作業者向けのマニュアルはネットにあるだけみたいです。マニュアルのアドレスはhttp://si.shimano.com。「DM」が組み付けのマニュアルです。

[ALIVIO] FD-M4000-TS6 トップスイングタイプ 66-69度 3x9s

FD-M4000-TS6


TSはトップスイング。後ろの6はたぶん66度~69度の意味。

対応チェーン、デュアル-トリプル

詳しくは書きません。誤発注のないように。

取り付け方法とバンド径

シマノのFDはバンドタイプ、Eタイプ、ダイレクトマウントがあります。EタイプはプレートがあってBBに挟み込むように取り付けます。シートポストが変形、無い場合に使われます。ダイレクトマウントはカーボンが出てきたので使われるようになりました。

Eタイプも直接パイプにネジ止めするものがあってダイレクトマウントと紛らわしいです。詳しくはシマノのマニュアルで確認。


左:Eタイプ(プレート無し) 右:ダイレクトマウント

バンド径は28.6mm/31.8mm/34.9mmの3種類に対応です。これに関してはマニュアルに記述が無いですね。31.8用と34.9用のシムが2つずつ入っていますが、どちらをどの向きにつけるか説明をつけておかないといけないのでは?

バンドの内側には径が書いてあり、シムにはそれを確認できるような穴が開いています。この穴からシムの文字が確認できる向きがたぶん適正な向きです。

ルート

もともと付いていたFDはトップルートのみですが、このALIVIOはデュアルプルです。

ディレイラーのシフトワイヤーのルートには2種類あってトップルートとボトムルートがあります。見れば分かりますが、ケーブルがフレームの上を通っているか、下を通っているかの違いです。デュアルプルはどちらのルートでも使用できます。余計な機能が付いているのは好きじゃないんですが。。。



チェーンステーアングル

シマノは63-66と66-69の2種類のチェーンステーアングルのFDを出しています。チェーンステーアングルはシートポストとチェーンステーの角度です。




この角度が仕様に乗っている製品はほとんど無いです。現物があれば角度を測ればよいですが、そうも行かないので。一般的には63-66がリアサス、66-69がリジッドです。

トップスイング、ハイクランク

左がハイクランク、右がトップスイングです。どっちか干渉しない方を使います。

左:ハイクランク 右:トップスイング

長くなるので続きは次の投稿で。



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