2019年2月16日土曜日

初心者に薦めた自転車を選ぶ際のポイント

以前中古自転車を購入した友人にアドバイスした内容を紹介します。
その知人は行く行くは自転車を改良してレースに出たいと言っていたので将来競技用の自転車へ進化できるかという視点で紹介しました。近くにトレイルがなければ最初の自転車はロードがいいでしょう。MTBは車があってトレイルに近くなければ辛いです。クロスバイクは競技にはつながりにくいので紹介しませんでした。今回はロードを紹介した話を紹介します。

1 フレームサイズ

ロードはMTBよりもサイズの合う合わないが大きく影響します。MTBには無いオーダーフレームがあることからもそれがわかります。以下はブリジストン アンカーのフレームサイズの一覧表です。フレームサイズとは一般的にシートポストの長さ(図中H)のことを言います。



実際は乗り方によってこれよりも大きくなったり小さくなったりするので目安です。やはり実際に乗ってみたほうがいいですね。

2 タイヤ ホイール

タイヤのサイズですが、ロードタイヤの直径はいくつか種類がありました。しかし最近は700C一択になっています。700C✕23がやや細いタイヤ700C✕25がやや太いタイヤです。どちらかを選べばOKでしょう。

ホイールはクイックリリースのものを必ず選びます。100km以上を乗るスポーツ自転車に、スパナなどのホイールの着脱工具を持って走ることはほぼ不可能です。

クイックリリース レバーを倒してハブを固定できる

3 変速機

変速機(ディレーラー)の三大メーカーはシマノ、カンパニョーロ、スラムなどがありますが、シマノ製品を選ぶのがいいでしょう。理由は価格が安いから、国内で一番入手しやすいから、スモールパーツが豊富だからです。

変速機はフロント側が2、3段、リア側は5から12段くらいまであります。将来的にスポーツとして自転車を楽しむのであれば少なくともリア8段以上、私的にはリア9段の自転車が一番狙い目かなと思います。

理由はリア7段と8段の間にはハブに取り付けるカセット(ギア板)に互換性がないからです。8段以上のカセットがついてもる自転車を選べば以降の部品交換がしやすくなります。また自転車の歴史でリア9段がメジャーであった時期が一番長いため中古の部品を安く入手できるような気がします。

カセットスプロケット
歯数11ー32くらいが乗りやすいがあとで変えられます

正直にいうとシマノのSORA以上のコンポーネントの車種を選びましょうと言えるのですが、コンポの話は長くなるのでここではやめておきます。

4 ステム

ステムとはハンドルとフレームをつなぐ部品です。この部品はフレームサイズが合わず、ハンドルが遠すぎるな。とか近すぎるな。とか感じるときに交換します。交換によって自転車のサイズを微調整することができます。

ステムにはアヘッドとスレッドがあり、現在はスポーツ車のほとんどはアヘッドです。新品も中古もアヘッドのほうが種類が豊富で選択肢が多くなります。私も1台の自転車で3回くらいステムを試しています。アヘッドステムを選んでおけば後々サイズを合わせやすくなると思います。



5 ブレーキ

ロードのブレーキはホイールをゴムで挟むリムブレーキと自動車と同じディスクブレーキがあります。ディスクブレーキは最近勢力拡大していますが、初めての自転車はリムブレーキがいいと思います。ディスクブレーキはまだ少し発展中の印象がありますし、いくつかのレースではレギュレーションでディスクブレーキが出場できないものもあります。

上記5点が私から知人に話たポイントです。これ以外にもホイールがチューブレスだったりチューブラーだったり、変速とブレーキが1つのレバーになっていたりあるのですが、上げたらきりがないです。

結局、自分がビビビときたものを買うっていうのが、一番長続きする選び方なのかなとか思ったりします。

2019年2月11日月曜日

MTBはフロントシングルにしたのでチェーンリングはワイドナローにします

最近のMTBはフロントシングルでワイドナローが流行です。

フロントシングルはその名の通りチェーンリングが1枚だけで、変速がありません。変速がないことでフロントディレーラーとフロントのシフターが不要になります。約280gの軽量化です。また、左シフターがなくなるとそこにドロッパーポストのレバーなどを付けれらるようになります。

本来自転車のチェーンはスムーズに脱線するように作られているのでフロントディレーラーがなくなると脱線が頻発します。しかしチェーンの種類をかえるわけにはいかないので脱線をしないようなチェーンリングを使用します。このチェーンリングが「ワイドナロー」です。

チェーンのこまは写真のように広・狭・広・狭・・・と連続しています。

シマノ11速チェーン

ワイドナローはこのこまにぴったり嵌るようにワイド・ナロー・ワイド・ナローの歯が並んでいます。

ワイドナローチェーンリング

ですので、ワイドナローの歯数は必ず偶数です。あたり前ですが、狭いこまに細い歯、広いこまに太い歯を合わせます。逆だとうまくいきません。

チェーンのかかっているワイドナロー

この歯とこまがうまく噛み合うとチェーンの脱線、脱落が抑制されます。というかまったく脱線しないです。これでフロントディレーラーがあったときよりも変速トラブルがなくなりました。


ロードチューブレスタイヤの着脱と外出先でのパンク対応について

ロードチューブレスについて

ロードのタイヤ種類は、チューブラー、クリンチャー、チューブレスがありますが、どれを使うかは迷うところです。(チューブラーはホイールが違うので使用し始めれば迷うことはないと思うけど)

私はシマノのチューブレス対応のホイールを使っているのでクリンチャーがいいか、チューブレスがいいか迷って、最終的にチューブレスにしました。

チューブレスはタイヤレバーを使ってはいけないと言われますが、これはビードやリムが傷つくと、そこから空気が漏れるからです。しかしチューブレスは空気がもれないようビードを固く作ってあるので手でタイヤをはめることは相当難しいです。

なのでタイヤメーカーのIRCはチューブレスタイヤ取り付け専用のレバーを発売しています。

IRCチューブレスタイヤ専用レバー

このレバーは普通のタイヤレバー(左下)の逆にタイヤ取り付け用の爪(右上)がついています。このレバーは普通のレバーに比べて材質が柔らかくビードやリムに傷をつけにくいです。だけど少しずつ削れてくるのでそろそろ買い換えかな。


ロードチューブースを選んだ理由

ロードチューブレスに乗っている理由は空気圧を下げてもいいことと、言われているほどパンク処理が大変じゃないかな~と思ったからです。

空気圧が低いとロングライドが楽です。あと低空気圧ではチューブレスの方が進む気がする。個人の感想ですが。

パンク処理について。チューブレスは空気圧の力でビードをリムの嵌めますが、外出先でパンクするとハンドポンプでは再度ビードを嵌められないのでアウトと言われていました。しかし、予備のチューブを使うのであれば、必ずビードが嵌まっている必要はなく、帰宅するだけならビードが嵌まっていなくても大丈夫です。

パンクのことを書きましたが、5年以上パンクが無いです。トラブルが無いことが使っている理由です。

2019年2月9日土曜日

チャイナドロッパーポストTMars導入

ドロッパーポストとは


先日王滝のSDAに出たときに長い下りがあってシートポスト下げたいなーって思ったことがありました。これを解消するためにはMTBにはドロッパーポストってものがあります。

ドロッパーポストはサスペンションではなく、シートを好きな高さに手元で調整できるってものです。長い下りなどでお尻を下げてバランスを取りたいときに重宝します。

サスペンションではないんですが、構造はサスペンションに近く、多くはサスペンションメーカーが製造しています。だから値段が高いんですよね。なかなか手が出ません。


中華ポストならば…

安かろう悪かろうでよければAliexpressに中華ドロッパーポストが売っています。TMARS Remote Adjustable Seatpostは6000円くらいでしたので、まあダメ元でと思って買って見ました。


TMars Remote Adjustable Seatpost 27.2X400mm

レバーが安っぽいんだよな。シフトレバーに干渉しないように作ってありますが、自分のMTBはフロントのシフターがないのでフロントシングル用のレバーをChainreactionCycleで買ってそれを使いました。

組み付けました


で組み付けると写真のようになります。



いやー。いまいちだな。これでタイム短縮につながるとは思えないな。安物で操作がいまいちなのも理由ですが、これなら軽さを取ったほうがいいな。(一般的に数百g重量増になる)

もう少し検討してみます。

熊よけの鈴つけました

熊よけ鈴つけました。
ワークマンで1000円。



からからなるようにチェーンのあまりをつけてあります。

MTBのフロントサス スルーアクセルの車載マウント自作

私はスズキのワゴンRに乗っていますが、29インチのMTBを車に乗せるときにフロントホイールを外さないと乗りません。(ロードはそのまま乗せらますけど。)でも、フロントホイールを外して乗せると走りながら倒れてしまうんで普通は車載マウントを使います。こういうのとかね。

MINOURA(ミノウラ) バーゴ VERGO-TF2 車載ベース

MTBが15mmスルーアクスルになってしまって今まで使ってたやつが使えなくなってしまったんでいろいろ考えていたらちょうどいいのがありました。

鋼管製管継手 PLパイプニップル
TRUSCO パイプ用支持金具

継ぎ手の長さは10cmです。
こんな感じになります。




ミノウラの作業台にもおなじやつをつけました。




合計で1000円くらい。満足です。