2014年12月13日土曜日

ケーブル類のアウターキャップとハウジングホースガイド(ケーブルのフレーム固定部品)


先週から自転車の組み上げをやっています。今週はケーブリング。今までもたまにやっていたケーブリングですが、ブレーキをオイルに変えてから作業が半分になってしまいました。オイルブレーキは基本的にケーブルを張りなおしたりしないですからね。

しかし、今回、塗装時の部品取りのときにハウジングホースガイドが割れてしまってどこかへ行ってしまいました。以前からホースの固定にほとんど役に立っていないと思ってたんですが。

これですね。2個ともどこかに行ったので写真はいただきものです。

新しいものを買おうといろいろ探しましたが、サイクルベースアサヒではなんと50個セットです。個人で50個使う人いるんですかね。MTB1台で2個、しかも、5年以上のりましたけど初めての交換です。さすがに50個いらないです。

6個くらいがベストかなぁ。と他のサイトも探してみました。ばら売りしているところはあるにはありますが、2個ですね。3セット買うと50個と同じような金額になってしまいます。うーん。

「別に専用のホースハウジングじゃなくてもいいんじゃね?」と思い。ビニールテープでぐるぐるにして突っ込むとかいろいろ考えましたが、最終的にこれにたどり着きました。


ケーブル整理用のスパイラルチューブ

内径4mm、長さが2mあります。350円くらいでした。これを4cmほど切ってケーブルに巻きつければ…



どうでしょうか。少しスカスカですが、スパイラルチューブは動かないんでいい感じです。2mで10cm使っていないので、やはりこれでも20台分以上になりますね。

今回はあと一つ。樹脂製のシフトケーブル用アウターキャップも新しくしました。このアウターキャップですが、割れますよね。シマノ製でしょうか。

こんな感じです。

使いまわしていましたが、在庫もそこをついたので新しいものを購入することにしました。もう金属製がいいやと思ってJagwireのOpen End Cap(50個入り)を購入します。

アウターキャップは1台で10個使うし、MTBとロード両方で使えるので50個入りです。しかも50個入りのビンが特売で1000円でした。今は3500円ですね。ラッキーです。



交換後はフレームのアウター受けから緑のキャップがチラッと見えます。オシャレ。


2014年11月30日日曜日

ライト

今年も王滝の42kmに参加しましたが、真っ暗トンネルは何人もの人が落車していたみたいです。今年はトンネルに工事が入ってワダチの部分だけ舗装されました。これが自転車にとっては最悪で舗装と未舗装の間に段差ができています。しかも、やはり電灯は無し。

この対策としてCREE T6 10W USB電源を買いました。
CREEはライトのメーカーではなくてLEDチップのメーカー名のようです。アメリカのちゃんとした企業のようなのでLED部分の信頼性はあります。このLEDは2800mAで1200ルーメンの輝度があるそうです。

重さは電池を含まずで116g、ケーブル長はUSBのコネクタの付け根まで71cmです。後ろにボタンがあってバッテリーとつなぐと青く光ます。ボタンを押すたびに点灯(強)>点灯(弱)>点滅>消灯の順で変わります。

私はPanasonicのモバイルバッテリーをつけて使っていますが、かなり明るいです。数値にしたほうが分かりやすいと思ったのでAndroidの照度計アプリで明るさを測ってみました。以下は光源から1mの点灯(強)の照度です。


光軸からずれるともちろん暗くなっていきますが、それでも明るいです。光軸から40cm離しても100lxはありました。下のグラフは光源から1m離れた平面上で高軸からの距離と照度の関係をとったものです。


点灯(弱)は4500lxくらいでした。ちなみに手元にあるCatEyeのLEDライト(HL-EL100)は同条件では21lxです。あまりに数値が小さいので光軸からの距離のデータはとりませんでした。

2014年10月25日土曜日

シューズカバー

 最近、風が寒くなってきたせいで、シューズの中が冷たくなってきました。シューズカバーがぼろかったので、新しいのを買ってみました。


しかし、アサヒのページにもほぼ説明はありませんね。買ってから初めてこういう感じになっているのが分かりました。どなたかの参考になればいいかなと思うので使用感を載せておきます。


私はシューズが黒だったので黒のトーカバーを買いました。上側は写真よりももう少し光沢があり、伸縮素材です。裏面は伸縮性は無い素材ですが歩いても擦り切れないようにかなり強い布が使ってあります。

一番重要なのは裏面の形状でしょう。これもサイトには説明がありません。裏面の生地は伸縮性が無いのでゴムのベルトで固定されるようになっています。開口部は大体7.5cmくらいです。残念ですが、SPDしかもっていないのでSPD-Rを試せませんが、サイズ的には十分なんでは無いでしょうか。



クリートにはめたときに特に邪魔になる感じは無いです。シューズはシマノのMTB用ですが、EUサイズで41、日本サイズで25.8です。トーカバーはMサイズでちょうどです。写真のように一番上のストラップがちょうどカバーの上に出ます。履き替えのときはこのストラップだけあければよいので、特にトーカバーをとりはずす必要はありません。



写真逆ですが…。

肝心の暖かさは先端のメッシュがふさがれるのでだいぶ暖かくなると思います。ただし、これ以上寒いと足首から冷えるので他の対策が必要ですね。

2014年10月22日水曜日

フロントディレイラーの種類と取り付けについて

実は今まで9速のドライブトレインに8速のフロントディレイラーを使っていました。作業台の上では8でも9でも同じように入りますが、トルクがかかるとやはり8速FDで9速チェーンを使うのはいまいち入りが悪いです。 

今やDeoreも10速ですから9速のパーツを見つけるのは大変です。しかもフロントディレイラーは種類が多く、取り扱いがなかったりします。

ウチのMTBに適応するのはAmazonには無いですね。やっとアサヒで見つけたのもALIVIOでした。せめてDeoreにしたかったけど。

買ったのはこれですが、中にマニュアルが入ってないな~。最近は作業者向けのマニュアルはネットにあるだけみたいです。マニュアルのアドレスはhttp://si.shimano.com。「DM」が組み付けのマニュアルです。

[ALIVIO] FD-M4000-TS6 トップスイングタイプ 66-69度 3x9s

FD-M4000-TS6


TSはトップスイング。後ろの6はたぶん66度~69度の意味。

対応チェーン、デュアル-トリプル

詳しくは書きません。誤発注のないように。

取り付け方法とバンド径

シマノのFDはバンドタイプ、Eタイプ、ダイレクトマウントがあります。EタイプはプレートがあってBBに挟み込むように取り付けます。シートポストが変形、無い場合に使われます。ダイレクトマウントはカーボンが出てきたので使われるようになりました。

Eタイプも直接パイプにネジ止めするものがあってダイレクトマウントと紛らわしいです。詳しくはシマノのマニュアルで確認。


左:Eタイプ(プレート無し) 右:ダイレクトマウント

バンド径は28.6mm/31.8mm/34.9mmの3種類に対応です。これに関してはマニュアルに記述が無いですね。31.8用と34.9用のシムが2つずつ入っていますが、どちらをどの向きにつけるか説明をつけておかないといけないのでは?

バンドの内側には径が書いてあり、シムにはそれを確認できるような穴が開いています。この穴からシムの文字が確認できる向きがたぶん適正な向きです。

ルート

もともと付いていたFDはトップルートのみですが、このALIVIOはデュアルプルです。

ディレイラーのシフトワイヤーのルートには2種類あってトップルートとボトムルートがあります。見れば分かりますが、ケーブルがフレームの上を通っているか、下を通っているかの違いです。デュアルプルはどちらのルートでも使用できます。余計な機能が付いているのは好きじゃないんですが。。。



チェーンステーアングル

シマノは63-66と66-69の2種類のチェーンステーアングルのFDを出しています。チェーンステーアングルはシートポストとチェーンステーの角度です。




この角度が仕様に乗っている製品はほとんど無いです。現物があれば角度を測ればよいですが、そうも行かないので。一般的には63-66がリアサス、66-69がリジッドです。

トップスイング、ハイクランク

左がハイクランク、右がトップスイングです。どっちか干渉しない方を使います。

左:ハイクランク 右:トップスイング

長くなるので続きは次の投稿で。



2014年10月13日月曜日

Vブレーキピボットボルトの穴

ちょっと前ですが、ブレーキをVブレーキからディスクに変更しました。もちろんフレームにはVブレーキ用のピボットボルトとディスク用のマウントがあります。ピボットボルトは不要になりましたがあれがむき出しだと見た目が悪いです。

これですね。


今後Vブレーキに戻す予定は無いので、ピボットボルトをはずします。モンキーレンチでくるっと。これは簡単でした。

もちろんピボットボルトの穴が残ります。これも見た目が悪い。しかし、世の中にはこの穴を埋めるためのボルト(以下穴埋めボルトと呼びます)が存在します。サイクルベースアサヒで見たらKCNCのが1000円ちょっとでした。サイズがM8とM10の2種類あります。引き抜いたピボットボルトの直径は大体10mmくらいだったのでM10をポチッとしました。

後日手元に届いた穴埋めボルトを自分のMTBの穴に入れようとしましたが、なんとも入りません。途中まで入るような感じだけど。。。もう一度抜いたピボットボルトを確認しましたがM8ってことはなさそうです。

おかしいなぁと思ってほかの穴埋めボルトを見ているとなんだか山のピッチが違わないですか?下の写真は右がKCNCのボルトと左がFar and Nearのボルトです。明らかに違う。




両者の商品説明を見てもどこにもピッチの情報は書かれていません。疑問に思ってISOのネジ規格を調べてみました。そしたらM10でも細目と並目があって、(もちろんですけど)互換性がありません。

M10ピッチ 細目(1.25mm) 並目(1.5mm)

たぶんKCNCは並目、Far and Nearは細目でしょうね。悔しいですけどKCNCのボルトは無駄になったけど授業料だと思って今度はFar and Nearを買いなおしました。

ところが、ろくに確認もせずに買ったのがいけなかったんですが、今度はFar and Nearのボルトも入りません。正確には入るのですが、途中で止まります。

近くのホームセンターにボルト穴の見本がおいてあったのを思い出し、抜きとったピボットボルトを持って行って試しました。そしたら、なんと、信じられないことに、まさかの、インチネジ!

3/8インチ 9.49mm  ピッチ 1.587mm

ま、ま、まぎらわしすぎる。。。

もう後には引けないのでネット中を探し回りましたが、インチネジの穴埋めボルトなんて海外のサイトを見ても見当たりません。どんなボルト使ってんだよ。K2!無駄にボルトを2セットも買って一本も入らない事態ですが、もう考えたくなかったのでずいぶん長い間放置してました。

しかし、ついこの前、やすりを使っているときにひらめきました。「アルミなんて簡単に削れるし頭だけ切り取って貼り付ければいいじゃん!」この考えは非常によかった。このボルトはストレスがかからない部分だし、一番いいのは手元の無駄なボルトが有効活用できる!

結局頭だけにすると六角の穴が貫通してしまうので、山を削り落とすことにしました。一番下の山だけ2/3周ほど残してあります。ヤスリはダイソーの3本セットの棒やすりです。1個につき30分くらいかかります。




おお、きれい。見えなくなるんで無駄だけど。
で、装着!


ついたー!

ただこれだけのために無駄に労力と経費をかけました。


2014年10月5日日曜日

ヘッドパーツ圧入

前回からの続きで再塗装したMTBの組み上げを行っています。今回はヘッドパーツの圧入をやります。

ちなみに、ヘッドパーツは大分してアヘッドタイプとスレッドタイプに分けられます。アヘッドはフォークコラムがステムの中に入り込んでいて、スレッドはステムがフォークコラムの中に入り込んでいます。

スレッド        アヘッド

最近ではスポーツタイプの自動車はほぼアヘッドでスレッドはママチャリとビンテージ車位でしょう。これはアヘッドの方が軽量化が容易だからです。また、コラムは剛性を上げる為に大経化されてきましたが、アヘッドでないと対応できませんでした。

アヘッドについて書きます。

アヘッドは大径化のおかげで径によっていくつかの規格が存在します。

  • ノーマルサイズ
ヘッドチューブ内径 30mm
クラウンレース 27mm
コラム直径 25.4mm(1インチ)

  • オーバーサイズ
ヘッドチューブ内径 34mm
クラウンレース 30mm
コラム直径 28.6mm(1-1/8インチ)

  • スーパーオーバーサイズ
ヘッドチューブ内径 37mm
クラウンレース 33mm
コラム直径 31.8mm(1-1/4インチ)

  • ワンポイントファイブ
ヘッドチューブ内径 49.6mm
クラウンレース 39.8mm
コラム直径 38.1 mm(1-1/2インチ)

  • テーパードヘッド
上下でサイズの違うパーツを使う


サイズによる規格はサイズを測ればわかります。ですが、最近は特殊なケースがあるので注意が必要です。

  • インテグラル
ヘッドチューブにベアリング受けがありパーツの圧入が不要

  • ロープロファイル、ゼロスタック、セミインテグラル
パーツを圧入するがベアリングがヘッドパーツ内に入るのでインテグラルのような形状になる


インテグラルとロープロファイルの場合はメーカーによってサイズが違う場合があるようで確認が必要です。私もはずしてみたらロープロファイルで、交換はKCNCのロープロファイルへッドセット(1-1/8インチ)を取り寄せました。

さて取り付けです。フォーク側には下玉押しをつけます。今回購入したヘッドセットはした玉押しに割りが入っていたので特に圧入しませんでした。楽ですね。

ヘッドチューブにつけるベアリング受けは圧入工具で圧入します。純正の圧入工具は結構高価で2万円前後しますので自作することにしました。ホームセンターで買い揃えた結果千円ですみました。


いよいよ圧入。いろいろ調べた結果、自作の場合は工具の芯とヘッドチューブの芯がずれてしまってヘッドパーツがまっすぐ圧入されず曲がって入ってしまいます。最終的にまっすぐ入りますがたぶん部品損傷の危険があります。今回自作した工具は中心がずれないように30mmのワッシャを入れてあります。これでまっすぐ入ります。

上下のヘッドパーツを圧入し作業は終了。

後は説明書の順番でベアリングを入れてキャップ、ステムの順でボルトを絞めて完了です。

何度もやり直して塗装が少しはがれました。うー。残念。




2014年10月1日水曜日

MTBフレーム ペイント

以前から考えていたMTBフレームの再塗装ですが、いよいよ実行に移してみることにしました。現在のフレームはK2のjpn2.0ですが、こいつを再塗装したいと思います。


自転車塗装を請け負ってくれる業者さんはいろいろあります。地元にもよさそうな業者さんがいましたが、金額の面で埼玉の業者さんに依頼しました。

業者さんは「ペイント工房.net

一色の剥離塗装で18000円です。実は、白を白に塗りました。自分でも微妙~と思いましたが、希望のデザインの関係で仕方なく。。。

MTBからパーツをはずします。ヘッドパーツもBBも。ディレーラーハンガーもとりました。フレームだけの状態で緩衝材でぐるぐるにして近所の自転車屋からもらったきた箱に梱包します。

発送はヤマトの30kgサイズに収まるらしいですが、ちょうどの箱が無く30kサイズに収まりませんでした。まぁ、マージンがいくらか無いと不安なのでこれでよし。


カラーの希望は発送前に相談していたので見積もりを待ちます。待っている途中で「サスペンションが無ければ16000円でOKです。」と連絡もらいまして16000円+送料になりました。HPには書いてなかった気がする。

で、振り込みました。ここまでフレームを送ってから一週間くらい。あとは返送を待つだけ。

待つこと10日ほどで「発送しました」のメールが入り、とうとう塗装後のフレームが到着です。


返送は30kサイズ。梱包しっかりでした。


おお。真っ白だ。

ペイント工房.netさんは紹介制度で割引があるらしいので使いたい人は紹介してもいいですよ。

というわけで来週末は組み上げです。